この複合機に被せているビニール袋ですが、これ、特殊なんです。
今の時期(冬場)は特に静電気が発生しやすい時期ですね。
もしもこのビニールを複合機から取ったら物凄い静電気が発生することでしょう!
精密機械は半導体の塊のようなものですから、静電気にはとても弱い存在なんです。
で、複合機に接触している状態で放電したら、間違いなく半導体がショートされるでしょう。
されたら、終わりです。どのICが壊れたかってなかなかわかるものではありません。
電源入れて、色んな動作確認して動作しない機能とか不安定になってしまった機能とかから絞り込みをしないとわかりませんし、それよりも何よりも、そんな初期に放電された複合機を使ってくれるお客様もいませんし、私たちも納品もできません。
複合機は納品してから本当のお客様とのお付き合いが始まるものです。
営業して、メンテナンスはお任せください!と胸を張って言っているのに、さて納品したら何?この複合機!ダメダメ!
信頼は長くお付き合いして構築できるもの。でも、信頼を失うのは一瞬です。
またまた話は長くなってしまいましたが、シャープから複合機を仕入れ、梱包材を取ると、この特殊なビニールの袋をかぶせています。
それは、この袋は静電気が溜まらない(帯電しない)特殊なビニール袋なのです。
このビニール袋の存在を知った時は、改めて、企業はいろんなことに気配りされるんだなーって感心したことを覚えています。
皆様も、メモリとかICが入っているものを買ったときに、青とか赤のプチプチの中に入っているのにお気づきかも。
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